【女将レシピ】焦げない土鍋ご飯の炊き方|失敗なし、ふっくら美味しい!

お客さまごはんが本当に美味しかったです。
でも、土鍋ごはんなのになぜ焦げずに炊けるの?
宿に滞在したお客さまから、そんな声をいただきます。
土鍋ご飯の美味しさのヒミツは、丹波篠山米を使い、精米したてのお米を使っているから。
そして、昔ながらの土鍋で丁寧に炊いているだけなんです。
土鍋でご飯を炊くと美味しいのは知っているけど、焦げてしまう。お焦げが多くて嫌。
そんな悩みを持つ方も多いようです。
実は、土鍋ご飯を焦がさないための簡単なコツがあります。
今回は、いろりの森で実践している、焦げない!失敗しない!ふっくら美味しい土鍋ご飯の炊き方をご紹介します。
なぜ土鍋で炊くとご飯が美味しいの?
土鍋でごはんが美味しく炊ける理由は…
- 熱がゆっくり伝わる
- 全体を包み込むように加熱できる
- 火を止めた後も余熱で蒸らせる
この3つの理由で、お米一粒一粒がふっくらと立ち甘みが引き出されます。
では、実際に美味しいお米を炊く準備、お米の研ぎ方から紹介します。
準備する土鍋の大きさ
この記事では、お米3合で土鍋ごはんを炊きます。
お米3合を炊くときは、5合炊き用の土鍋を使います。
熱、米、水が土鍋のなかでしっかり対流できるように、炊くお米合より一回り大きいサイズの土鍋を使っています。
お米が1合2合なら3合炊き、3合4号なら5合炊き、5合6合なら7号炊きです。 4合炊き/6合炊きがないため
実際に、お米3合を3合炊きの土鍋で炊くと、いつもよりふっくら炊きあがりませんでした。
土鍋は設定より一回り大きめのもので炊くのがオススメです。
炊く前の準備|土鍋の大きさ、お米のとぎ方、浸水、水の量は?
①お米を計量する


1合=150gです。
今回は3合なので150×3=450g
宿では、重さを測りを使って正確に測っています。
②お米を研ぐ
コツ①
お米は最初に触れた水を一番吸うので、すぐに捨てます。


コツ②
力を入れず、軽く回すように洗っています。研ぐというより洗うイメージです。
コツ③
2〜3回水を替えたら十分、 洗いすぎない。
精米技術が上がり、ぬかが残ってぬか臭くなることはないので、水が透明になるまで洗う必要はありません。
③浸水


宿では一晩冷蔵庫に入れ浸水しています。
時間がないときは、夏は30分程度、冬は約1時間浸水します。
④浸水した水を切る


ざるにお米をあけ、いちど全ての水を流します。
少し斜めにして10分ほど置き、最後は軽く振ってできるだけしっかり水を切ってください。
⑤水を計って加える


水加減の基本は、お米1合に対して水175ml(175g)
今回は3合なので525ml(g)のお水を入れました。
お米同様、水は正確に測ります。


お水の量の目安
- 新米は少なめ―10㏄(g)、古米は少し多め+10㏄(g)
- すし飯 150㏄(g)
- 親子丼などの汁気多めのどんぶりごはん ―10㏄(g)
- 柔らかめに炊きたい +10㏄(g)
季節や湿度、天気によっても微妙に変わります。
何度も土鍋ご飯を炊くうちに、なんとなーく感覚で分かるようになります。
土鍋ご飯の炊き方|焦げないコツ
では、いよいよ土鍋ごはんを炊きましょう。
①やや強火で炊き始める


フタをしてやや強火にかけます。
7〜10分ほどで、フタの隙間から湯気が勢いよく出てきます。
② 沸騰したら弱火に


湯気が出てきたら30秒待って、必ず弱火にして7分。
焦げる原因の1つは、沸騰後も火が強いままだからです。
火を止めるタイミング


弱火で7分経ったら、火を消します。
心配なときは、蓋を少し開けて中の様子を見ます。
ごはんはかなりふっくらしていますが、鍋肌にふつふつとまだ水が残っているように見えるくらいがちょうど良いです。
べたべたになりそうですが、ここから蒸らして水分はお米に吸水され、ふっくら炊きあがります。
まだお米が水にすべて浸かっているなら、+1分。
3合以上のときや寒い日は、7分以上にる場合があります。
チリチリという音に変わったら炊き上がりの合図。
と一般的に言いますが、ここまで火を入れると焦げてしまうと私は感じています。
③火を止めガス台から降ろして蒸らす←焦げないコツ


火を止めたら、ガス台から土鍋を降ろしフタは開けずに15分蒸らします。
蒸らしの役割
- ごはんに水分が均等に行き渡る
- 粒が締まる
- 甘みが増す
なぜガス台から土鍋を降ろす?
ガス台は高温のままで、その熱がさらに土鍋を熱し続けます。
高温の余熱により焦げやすくなるので、火を切ったらすぐにガス台から土鍋をおろします。
④なべ底から切るように混ぜる


蒸らし終わったら、底から返すようにほぐします。


失敗なし、焦げない、ふっくら炊ける土鍋ごはん。毎日のご飯がごちそうに


焦げない土鍋ご飯、炊き方のコツ
- 米の量、水の量を正確に計る(季節や気温、新米、古米、好みの柔らかさ、用途で調整)
- 沸騰したら弱火で約7分
- 火を消したら、すぐにガス台から降ろして蒸らす
- 底のほうがべちゃべちゃ
- やっぱり焦げた
などなど、はじめは失敗があるかもしれません。
お米によって水の量を変えたり、火加減もご家庭によって変わります。
何度か繰り返し炊くうちに、絶妙の水加減と火加減が見つかりますよ!大丈夫です。
土鍋ご飯を炊くのは、少し手間はかかるように感じますが、慣れてしまえばとても簡単。
何気ない白いご飯が、最高のごちそうになります。
宿でお出ししている味を、ぜひご家庭でも楽しんでください。
宿で使用している丹波篠山米は、宿泊の方限定で販売しています。















